潰瘍性大腸炎の患者さんは、どれくらいいるの?
患者数は増加傾向 1)2)
潰瘍性大腸炎患者さんの人数は年々増加し、2014年度には医療受給者証※1・登録者証※2を交付された人数は18万1,560人に達しました(下図)。2015年度以降は患者数が減っているようにみえますが、制度変更に伴って集計方法が変わった※3ためであり、実際の患者数は増加傾向と推定されています。

人口10万人あたりの潰瘍性大腸炎患者さんの数は、1991年に実施された全国調査では18.12人2)3)でしたが、2014年には134.4人4)にまで増加しています。
- ※1医療受給者証(特定疾患医療受給者証):難病のうち指定難病(潰瘍性大腸炎は指定難病)は、「難病法」による医療費助成の対象となります。申請を行い都道府県に認定された場合、特定疾患医療受給者証が交付されます1)。
- ※2登録者証:軽快した元受給者に交付されます2)。
- ※32015年1月1日から、登録者証の所持者数が集計されず、また軽症者は基準を満たす症例のみ受給対象となりました2)。
発症しやすい性別や年齢は?
性差はなく、若い年齢での発症が多い 5)6)
潰瘍性大腸炎の発症に性別による差はみられません。若い年齢での発症が多く、30~39歳が発症年齢のピークです。

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