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潰瘍性大腸炎の治療には、薬による治療以外にどんなものがある?

血球成分除去療法では、活性化した白血球を血液から除去 1)2)

潰瘍性大腸炎患者さんの大腸の粘膜では、白血球が過剰に活性化して炎症を引き起こしています。血球成分除去療法(cytapheresis:CAP)は、血液をカラムという特殊な筒に通すことで活性化した白血球を除去し、炎症を抑えます。ステロイドで十分な効果が得られない中等症から重症の場合に行われます。

重症の場合や大腸がんを合併する場合には、手術 3)~5)

潰瘍性大腸炎で手術が行われるのは、内科的治療(薬による治療、血球成分除去療法)を行っても改善されない場合や大腸に穿孔(穴が開くこと)や多量の出血がある場合、大腸がんを合併している場合です。

医師への相談シート

気になる症状がある場合はたとえ症状が一時的に治まっていても、主治医に伝えることが重要です。「いつもの症状」や「いつもはすぐによくなる症状」であっても、医師が粘膜治癒に至っていないサイン、または再燃の徴候と捉えることがありますので、医師が適切な対応をとれるように、遠慮せず伝えるようにしましょう。また、治療や日常生活に関しても相談したいことがございましたら、主治医の先生にお聞きください。

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