監修:東京慈恵会医科大学 内科学講座 消化器・肝臓内科 主任教授 猿田 雅之 先生

潰瘍性大腸炎ガイドブック

潰瘍性大腸炎の診断・治療などをご理解していただくための 潰瘍性大腸炎ガイドブック

潰瘍性大腸炎は、炎症性腸疾患と呼ばれる慢性の炎症性疾患で、厚生労働省の「指定難病」に登録されています。発症原因が不明で、今のところ病気を完治させる治療法はありませんが、様々な治療法の発展により、症状がなく通常の日常生活を送ることができる「寛解」の状態を達成できるようになりました。ただし、一度「寛解」になっても再び悪化(「再燃」)することも多いため、寛解を維持するために適切な治療を継続して行い、再燃を予防していくことがとても大切です。本冊子は、これから潰瘍性大腸炎の治療を受ける方、潰瘍性大腸炎の疑いがある方に向けて、潰瘍性大腸炎のことや診断・治療について分かりやすく解説することを目的に作成しました。
本冊子が患者さんやご家族のために少しでもお役にたてば幸いです。

掲載項目(INDEX)

潰瘍性大腸炎とは?

潰瘍性大腸炎とはどんな病気ですか?
どのような経過をたどりますか?
がんになりやすいって本当ですか?

診断・検査について

どのように診断されますか?

治療法について

どのような治療を行いますか?
どのような治療薬がありますか?
薬物療法以外の治療法について教えてください

日常生活について

日常生活で気をつけることはありますか?

医療費の助成

医療費の助成はありますか?

医師への相談シート

気になる症状がある場合はたとえ症状が一時的に治まっていても、主治医に伝えることが重要です。「いつもの症状」や「いつもはすぐによくなる症状」であっても、医師が粘膜治癒に至っていないサイン、または再燃の徴候と捉えることがありますので、医師が適切な対応をとれるように、遠慮せず伝えるようにしましょう。また、治療や日常生活に関しても相談したいことがございましたら、主治医の先生にお聞きください。